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読書感想文は何文字?学年別の文字数・枚数と書き方のコツ

更新日 2026-10-20

読書感想文の文字数は小学校低学年800字、中・高学年1,200字、中学・高校2,000字が目安。学年別の早見表、文字数配分、書き出しの例、足りないときのコツを解説します。

読書感想文の文字数・枚数の目安(学年別)

夏休みの宿題で多いのが、青少年読書感想文全国コンクールに合わせた文字数です。コンクールの規定(本文の文字数)を目安にすると、学年ごとの長さは次のとおりです。学校から別の指定がある場合は、そちらに従ってください。

学年文字数400字詰め原稿用紙8割の目安
小学校低学年800字以内2枚640字以上
小学校中学年1,200字以内3枚960字以上
小学校高学年1,200字以内3枚960字以上
中学生2,000字以内5枚1,600字以上
高校生2,000字以内5枚1,600字以上

読書感想文の構成と文字数の配分

文字数が決まっていれば、書き始める前に配分を決めておくと途中で迷いません。小学校中・高学年(1,200字・原稿用紙3枚)と中学生(2,000字・5枚)の例です。

1,200字(原稿用紙3枚)の場合
パート書くこと文字数の目安
はじめ本を選んだ理由、読む前の気持ち約180字
なか①心に残った場面とあらすじ(短く)約360字
なか②自分の体験と比べて考えたこと約420字
おわり読んで変わったこと、これからどうしたいか約240字
2,000字(原稿用紙5枚)の場合
パート書くこと文字数の目安
はじめ本を選んだ理由、読む前の気持ち約300字
なか①心に残った場面とあらすじ(短く)約600字
なか②自分の体験と比べて考えたこと約700字
おわり読んで変わったこと、これからどうしたいか約400字

あらすじを長く書きすぎると「感想」が少なくなります。あらすじは全体の3割以内にするのがコツです。感想文で一番大切なのは、本を読んで自分が何を考え、どう変わったかです。

書き出しの例

書き出しで迷ったら、次のどれかの形にすると書き進めやすくなります。

  • きっかけから:「この本を選んだのは、表紙の犬の絵が、去年亡くなったうちの犬に似ていたからです。」
  • 心に残った言葉から:「『できないことは、まだやっていないだけ』。この言葉を読んだとき、私はどきっとしました。」
  • 問いかけから:「本当の友だちとは、どんな人のことでしょうか。この本を読むまで、私は深く考えたことがありませんでした。」

読書感想文の例文(小学校高学年)

上の書き出しの「心に残った言葉から」を使った例です。あらすじは短く、自分の体験と、読んだあとの変化に多くの文字数を使っています。

「まだやっていないだけ」を読んで(585字・原稿用紙約1.5枚分)

「できないことは、まだやっていないだけ」。この言葉を読んだとき、私はどきっとしました。私には、苦手だからといって、最初からあきらめていることがたくさんあったからです。

この本の主人公の少年は、足が遅く、運動会のリレーの選手に選ばれなかったことをくやしく思っています。そこで、毎朝早く起きて近所の公園を走ることにしました。最初は三周も走れませんでしたが、雨の日も休まず続け、少しずつ走れる距離がのびていきます。そして次の年の運動会で、ついにリレーの選手に選ばれるのです。

私がいちばん心に残ったのは、少年が途中で一度、走るのをやめてしまう場面です。がんばっても速くならない自分がいやになったのです。そのとき、おじいさんが冒頭の言葉をかけてくれました。私はこの場面を読んで、自分のピアノの練習を思い出しました。難しい曲になると、私はすぐに「どうせ弾けない」と言って練習をやめていました。でも、それは弾けないのではなく、弾けるまで練習していなかっただけなのだと気づきました。

この本を読んでから、私は毎日十分だけ、苦手な曲を練習することにしました。まだ上手には弾けませんが、先週、先生に「前より指がよく動くようになったね」とほめてもらいました。少年が毎朝走り続けたように、私も小さな練習を続けていきたいと思います。そして、いつか苦手だった曲を、家族の前で最後まで弾いてみせたいです。

この例文は空白・改行を除いて585字です。1,200字以内の指定なら、心に残った場面をもう1つ加えるか、自分の体験をさらに具体的に書くと8割以上に届きます。

読書感想文でやってはいけないこと

  • あらすじだけで終わる:本の内容の説明は感想ではありません。あらすじは全体の3割以内にしましょう。
  • 「おもしろかったです」をくり返す:どこが、なぜおもしろかったのかを、自分の言葉で書きます。
  • インターネットの文章を写す:先生やコンクールの審査ではすぐに分かります。自分の体験と気持ちを書くことが一番の近道です。
  • 文字数を数えずに清書する:清書のあとで足りない・多すぎるが分かると大変です。下書きの段階で文字数カウントや原稿用紙換算で確認しましょう。

本の選び方

  • 自分と同じくらいの年の主人公が出てくる本は、体験と比べやすく、感想が書きやすくなります。
  • 課題図書から選ぶ場合は、あらすじだけでなく「自分ならどうするか」を考えられそうな本を選びましょう。
  • 読みながら、心が動いたページに付せんを貼っておくと、書くときに場面を探す手間がはぶけます。

学年別のポイント

  • 小学校低学年(800字):「おもしろかったところ」と「自分ならどうするか」を中心に。原稿用紙2枚なので、あらすじは数行で十分です。
  • 小学校中・高学年(1,200字):心に残った場面を1〜2つに絞り、自分の体験と比べて書きます。
  • 中学生・高校生(2,000字):本のテーマについて自分の考えを深め、社会や将来のことにもつなげると内容が厚くなります。

文字数が足りないとき・多すぎるとき

  • 足りないとき:「なぜそう思ったのか」を1つ深く書く。自分の体験(家族、友だち、部活)と結びつけると自然に増えます。登場人物に手紙を書くつもりで思いを書くのも効果的です。
  • 多すぎるとき:あらすじを削る。同じ意味の文や「〜と思いました」の繰り返しをまとめます。

パソコンで書いてから原稿用紙に写すとき

下書きをパソコンやスマホで書いた場合は、原稿用紙換算ツールに貼り付けると、改行や段落を反映した枚数がわかります。文字数だけなら文字数カウントで確認できます。原稿用紙の書き方のルールは原稿用紙の書き方と文字数の記事にまとめています。

読書感想文の文字数のよくある質問

題名と名前は文字数に入りますか?

コンクールでは本文の文字数で数え、題名と名前は含めないのが一般的です。学校の宿題で「原稿用紙○枚」と指定されている場合は、題名と名前の行も含めた枚数で考えます。

原稿用紙3枚は何文字ですか?

400字詰めなら1,200字です。題名と名前の行、段落の空白もあるので、本文はおよそ1,000〜1,100字が目安になります。

指定の文字数をオーバーしてもいいですか?

「○字以内」の場合は超えないようにしましょう。コンクールでは規定を超えると審査の対象外になることがあります。

最低何文字書けばいいですか?

決まりがなければ、指定の8割以上が目安です。1,200字なら960字以上を目指しましょう。

会話文やかぎかっこは文字数に入りますか?

はい。かぎかっこも1文字として数えます。会話文は改行して書くため、原稿用紙では空白のマスも増えます。会話を多く引用すると枚数が増えやすいので、引用は心に残った一言に絞りましょう。

感想文は何日で書けばいいですか?

本を読む日、下書きを書く日、清書する日の3日に分けると無理がありません。下書きの日に文字数を数えて、足りなければ翌日に書き足すと、清書がスムーズです。

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